将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将、23)と挑戦者の永瀬拓矢九段(33)が激突する伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負第6局は9月10日、東京・千駄ケ谷の「将棋会館」で2日目の対局を行っている。注目の一戦は、中盤の難所から本格的な戦いに突入。両者が繰り広げる攻防戦から目が離せない。
藤井王位の3勝、永瀬九段の2勝で迎えた注目の第6局。本局は角換わり腰掛け銀の出だしから、永瀬九段が主導権を握って展開された。封じ手開封から再開された2日は、何としてでも追いつきフルセットに持ち込みたい永瀬九段が攻勢に出て本格的な戦いへ突入。藤井王位は中央の厚みを活かしてカウンターを狙う構えを見せている。
ABEMAの「SHOGI AI」に大きな差はなく、ほぼ互角の数字を表示。永瀬九段は持ち時間を多く残していたものの、2日目の午前中に多くを投入することとなった。この進行に、解説を務める村田顕弘六段(39)は、「永瀬九段は現局面に自信を持っていないのかもしれない」と言及。両者ともに絶対に負けられない一戦とあり、今後激しさを増していく攻防戦に大注目が集まっている。
持ち時間は各8時間の2日制。
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