“コメ問題の救世主”として登場した小泉進次郎農水大臣(44)は知名度、人気度が党内トップクラスで、高市氏の有力な対抗馬として、名前が挙がっている。高級車の中で、紅ショウガONの牛丼を食べる動画は、なんと約1億回再生された。総理に就任すれば、鳩山・福田ファミリーに続き、親子2代となる。
一方で、発言にはリスクがある。前回総裁選の出馬会見では「『あいつマシになったな』と思ってもらえるようにしたい」と発言。公開討論会では、カナダのトルドー首相と同い年であることから、「43歳、総理就任というトップ同士が、胸襟を開き、新たな未来志向の外交を切り開いていく」と発言。中国訪問の経験を聞かれて、「台湾は多くある」などと回答して話題になった。
改めて前回総裁選を振り返ると、候補者は9人で、うち5人が今回も出馬する。1回目の投票では、高市氏が181票、石破氏が154票と、高市氏の圧勝だった。今回は大幅に議員を減らしているなか、他の4人に集まった票が誰に流れるかが注目だ。
前回総裁選と異なるポイントが2つ
