積み重ねた得点は5万6000点。リーチ4回、アガリ4回、放銃0回の完璧なスタッツだ。試合後、阿久津は「初年度から活躍している3名との戦いということで、非常に厳しい戦いになるだろうなと思っていましたし、なんといってもサクラナイツを応援してくださっている方が、『阿久津は本当に強いのか』と不安に思っている方も多いと思うので、そういった中でトップを取れたのは非常にうれしい」と語った。
チームメイトの渋川難波(協会)からは「絶対に緊張するから、するもんだと思っていい。60%くらいの力しか出せない気持ちでいけ」とアドバイスされたことも明かし、「そんなに緊張しないと思っていたんですけど、意外と緊張しましたね。8000オールをアガって、次の局くらいまでは緊張しました」と笑った。
今期は7名の新人Mリーガーが誕生。阿久津はルーキー初勝利一番乗りだ。「この調子で今日みたいな運が続けば個人賞を取れそうですけど、まだ120分の1なので、あまり気にし過ぎずに」。阿久津は喜びを噛み締めつつも、冷静な姿勢。一方で、「Mリーグの最多連勝を開幕から突破するくらいの気持ちで。6連勝、7連勝とかしたいな…くらいの、そんなテンションでやっていこうかなと思います」とも力強く宣言した。「新しくサクラナイツに入団した私ですが、応援し続けてくださっているファンのみなさま、ありがとうございます。今年のサクラナイツはファイナル、そして優勝へと勝ち続けていきます」。プロ7年目の29歳。サクラの騎士団に、頼もしい仲間が加わった。
各選手の成績Mリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)



