初勝利を飾った伊藤叡王は、「午前中からかなり激しい展開になったが、昼食休憩明けに角と打たれた辺りでバランスを保つ順が発見できずにそれ以降は苦しい展開が続いてしまった。苦しいながらも粘り強く指せたのは良かったところだと感じている。序中盤に課題が残ったので、そのあたりを修正して良い内容の将棋を指したい」とコメント。敗れた藤井王座は「かなり激しい展開になり、なかなかこちらの玉も薄くて判断が付かない局面が多かった。(終盤で)銀を引かれる手が見ておらず、ちぐはぐな手が続いてしまった。それ以降、反省点の多い将棋になってしまった。しっかり振り返って次局以降に繋げられたらと思う」と悔しさをにじませていた。
この結果、シリーズ成績は1勝1敗のタイに。振り出しに戻った五番勝負はさらに盛り上がりを見せることになりそうだ。注目の第3局は30日に名古屋市の「名古屋マリオットアソシアホテル」で予定されている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





