【MLB】ドジャース5ー0フィリーズ(9月17日・日本時間18日/ロサンゼルス)
9月17日(日本時間9月18日)に行われたロサンゼルス・ドジャース対フィラデルフィア・フィリーズの一戦で、ドジャース・大谷翔平の今季51号に解説陣が脱帽した。
8回裏、この回先頭で迎えた1番大谷の第4打席。この打席で大谷は、フィリーズ先発のヘスス・ルサルドに対し、初球、2球目と2球連続で外角低めのボールゾーンへと投じられたスライダーを見送り、カウント2-0とすると、3球目は外角へと投じられた139km/hのスライダーを打ちにいってファウルに。続く4球目、ほぼ真ん中に投じられた157km/hの直球は空振りし、カウント2-2と追い込まれることに。しかしそれでも積極的に打ちにいく姿勢を崩さない大谷は、5球目、内角高めに浮いたボール球、142lm/hのチェンジアップを打ちに行き、ファウルとなると、マウンド上のルサルドが首を振ってからの6球目、3球目とほぼ同じ外のコースへと投じられた143km/hのスライダーをフルスイング。すると、快音とともに飛び出したこの一打は、打った瞬間に誰もがスタンドインを直感する“確信の一発”に。打球速度107.8マイル(約173.48km/h)、飛距離408フィート(約124.35メートル)。大谷にとって今季51本目となるアーチは、ドジャースに貴重な追加点をもたらす値千金の1発となった。
こうした大谷の一発に、この日、ABEMAの中継で解説をつとめていた齋藤隆氏は「いろんな攻めを受けて、4打席目だからね。なんならあの98マイル、真ん中空振りしてるからね?」とコメント。そもそもで狙い球を絞ることさえ難しい状況のなかでの一撃であったと指摘。また、川﨑宗則氏は、大谷が打ったボールについて「首振ってるんですよ?最後投げる前。なんで振ったのかな?もういっちょチェンジアップって言ったのかな?キャッチャーは。それを嫌がって(首を振った)何かに首を振ってスライダーだった」とした上で、「考えられない…初球じゃないんだよ?追い込まれて」と、本来の決め球になったであろうチェンジアップではなく、直前のサイン交換により変更となったスライダーであったことに、驚いた様子でコメントすることとなった。
なお、試合の方は大谷のこのソロ弾が飛び出した後も、ドジャースがさらに1点を加えて5-0。投手陣も踏ん張りを見せ、フィリーズに快勝している。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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