<大相撲九月場所>◇十日目◇23日◇東京・両国国技館
元大関の前頭十一枚目・正代(時津風)が前頭七枚目・隆の勝(常盤山)に押し出しで敗れ、2敗目となる黒星を喫した。現役時代に正代と何度も対決した元横綱・照ノ富士の伊勢ヶ濱親方は「何をやりたかったのかわからない」とピシャリ。あえて“弱点”を指摘し奮起を促す場面があった。
大相撲九月場所では、九日目までを終えた時点で横綱・豊昇龍(立浪)がただひとり無敗で独走状態。1敗の横綱・大の里(二所ノ関)と正代が星1つの差で追いかけていた。
大関経験者の正代としては、なんとしても1敗を死守して優勝争いに食らいついていきたい十日目。だが隆の勝との一番では、立ち合い胸で当たるも、強烈な喉輪で体を起こされて後退。その後も隆の勝の力強い攻めに圧倒され、押し出されて黒星を喫した。正代は痛い2敗目。勝った隆の勝は8勝目を挙げ、今場所勝ち越しを決めた。
「正代関は何をやりたかったのかわからない」と厳しい一言2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



