そんな朝乃山は花道奥で、大きく深呼吸してから両手を上げ、視線を背後の付き人に送ると、しゃがんで前屈みに。その合図に付き人が腕まくりをしてから思い切り背中を両手でパシンと叩き、ぐっと大きく沈み込んだ朝乃山も両手で顔をパンパンと叩いて気合いを入れ、土俵へと花道を歩いていった。
力士にはそれぞれルーティンがあり、“角界ロボコップ”と呼ばれた元小結・高見盛(現・東関親方)の気合い入れや、最近では大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)が時間いっぱいで“鬼の形相”に変わる際に花道奥の付き人と視線を合わせることも話題になった。朝乃山のルーティンにも注目するファンは相次ぎ、「痛そうやん」「めっちゃ叩いてる」「気合入った」「パパン、パンッ!!」とコメントが続々と寄せられた。
このルーティンで気合が入ったのか、その後の取組で朝乃山は十両七枚目・英乃海(木瀬)を一方的に寄り切って、十両優勝争いトップタイとなる9勝目を挙げた。英乃海は7敗目を喫した。なお白熊と紫雷の一番は、白熊が掬い投げで紫雷を下して6勝目。紫雷は6敗目を喫した。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗


