【MLB】ダイヤモンドバックス 0—8 ドジャース(9月25日・日本時間26日/フェニックス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でスタメン出場したダイヤモンドバックス戦は8-0で快勝。4年連続23度目の地区優勝を決めた。試合後のロッカールームでは恒例のシャンパンファイトが行われ、選手もスタッフも一体となって歓喜のひとときを分かち合った。
この日の主役のひとりは、キャリアハイに並ぶ54号2ランを放ち、優勝を強烈に引き寄せた大谷。その大谷が少年のようにはしゃぎながらシャンパンを振りかける姿が映し出された。
そんな中、大谷らの“集中砲火”を浴びていたのが、日本人トレーナーの中島陽介氏だった。頭上から何本ものシャンパンを浴び、全身ずぶ濡れになりながらも、必死に耐えるように立ち尽くす姿はまるで“滝行”。それでも祝宴の輪の中心に押し出されるあたり、チームからの厚い信頼を感じさせた。
中島氏は2003年にインターンとしてドジャースに加わって以来、20年以上にわたってチームを裏から支えてきた古参スタッフ。選手の体調管理やコンディション調整を担い、カーショーら多くのスター選手から厚い信頼を寄せられている存在だ。大谷も例外ではなく、日々のサポートの中で築いた信頼関係が、この日の“集中砲火”という形で表れたのかもしれない。
グラウンドでの活躍はもちろん、ロッカールームでの裏方の存在なくしては成り立たない優勝。シャンパンの集中砲火を受けて滝行のようになりながらも、仲間のイジりを全身で受け止めた中島氏。その姿は、長年チームを支えてきた功労者だからこそ与えられる“特別な役割”を物語っていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)



