間合いを取った獅司がまず頭から突っ込むと、それを大栄翔が上手くいなした。お返しと言わんばかりに、今度は大栄翔が体から突っ込んでいくと、獅司はひらりと交わし、上手く叩き込んで、大栄翔はそのままの勢いで倒れ込んでしまった。この一連の両者の動きを見て、花田氏は思わず「2人共マタドールみたいだね」とコメントした。
相撲ファンもそんな姿を見て、「闘牛じゃん」「スゴい戦いだなw」などと大きな盛り上がり見せ、激しくも独特な展開となった取組内容に、館内にいた多くの観客は笑顔になっていた。
最後に花田氏が「交わし合いの展開になったけれど、精神的な面も見えてましたね。どっちが土俵際になるのか……“よし勝負だ”と思いっきり大栄翔は(前に)出たけれど、その瞬間に相手がいなくなったというね」と説明すると、実況を務めた高橋大輔アナウンサーは「コンマ1秒の世界でさまざまな状況を考えて技を繰り出しているんですね」と感心していた
(ABEMA/大相撲チャンネル)
2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗


