連勝で王座奪取に“王手”をかけた伊藤叡王は、「中終盤は考えていてもわからないところが多かったが、本局は比較的うまく指すことができたと思う」とコメント。一方、敗れた藤井王座は「仕掛けられる筋を想定できておらず、準備不足だった。伊藤叡王に攻め込まれ、受けに回る展開で少し自信がなかった。ここまで残り時間が少なくなってきてからのミスが続いてしまっているので、反省点をふまえつ精一杯頑張りたい」と語り、悔しそうな表情も見せていた。
この結果、シリーズ成績は藤井王座の1勝2敗となり、タイトル防衛にはここから連勝が必要となる。しかし、藤井王座は10月3日には佐々木勇気八段(31)を挑戦者に迎える竜王戦七番勝負が開幕するとあり、厳しい戦いが続く。藤井王座はこの難所を潜り抜け、王座防衛と保持する七冠を堅守することができるのか、両者の戦いから引き続き目が離せない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





