それでも親番の南4局では、恵まれた配牌を無駄なく打ち進めてリーチ・ツモ・平和・赤の7800点(供託1000点)を加点。再びトップ目に返り咲くと、オーラスでは4着回避を狙う下家の渡辺をアシストし、そのまま逃げ切り勝利を決めた。
試合後、インタビュアーから祝福されると、永井は「ありがとうございます」と丁寧にお辞儀。「めっちゃいい流れで来ています。めっちゃうれしいです」と笑みをこぼした。一方、自身の雀風「攻撃型」を象徴する場面として渋川のみテンパイの東4局について聞かれると、試合前に「しょうもない放銃をしない」とのテーマを挙げていたことを告白。それをチームメイトに話したところ、勝又健志(連盟)からは「しょうもない放銃をするのはいいけど、もっとダメなのは、それを気にして押せなくなること」とのアドバイスを受けたそうで、「あれ?これ、どっちだ?となって…。結果、降り切れる牌もなかったし、一応打点の種もあるし、のらりくらり頑張ってみましたけど、合っているかはわかりません。ちょっと帰って確認させていただきます」と苦笑した。
これで永井は3戦2勝で全連対。チームも首位をがっちりキープしている。「まだ3戦で、今のところいい感じで来ています。これから、まだまだ辛い展開がいっぱいあると思うんですけど、今のところは気分よく打てているので。この流れを継続できるようにしっかり頑張りますので、これからもよろしくお願いします」。“三河の猛将”が群雄割拠のMリーグで大暴れする。
各選手の成績Mリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)



