【写真・画像】久保建英は招集、三笘薫が選外…日本代表、パラグアイ戦の&ブラジル戦に臨むメンバー27名を発表 中村敬斗や谷口彰悟が復帰 1枚目
【画像】第二次森保ジャパンの全試合スタメン図
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 10月10日にパラグアイ代表(パナソニックスタジアム吹田)、14日にブラジル代表(東京スタジアム)と南米2か国と国際親善試合を戦う日本代表。10月2日に発表された招集メンバー27名の予想布を探りたい。

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 森保一監督は記者会見で、「これまで通り勝利にこだわる部分を持ちながら、チームの積み上げになっていくように戦術、選手を試すところをチャレンジしたい」と展望を語った。ワールドカップ本大会まで残り1年を切っており、選手たちの見極め、そして改めて組織の底上げが求められるシリーズになる。

 システムは、やはり基本形の3-4-2-1がベースになるはずだ。9月アメリカ戦の後半に試した4-2-3-1は機能性がいまひとつだったうえ、さらに今回は菅原由勢(ブレーメン)などを選外にしておりSBは層自体が薄い。4バックを長い時間で使う陣容になっていないように見える。

 ポジション別に整理していくと、まずGKは鈴木彩艶(パルマ)がいまや不動の存在だ。とはいえ、二番手の大迫敬介サンフレッチェ広島)もアメリカ戦で好セーブを連発しており、今シリーズもどちらかの試合でスタメンを任されるかもしれない。引き続き早川友基(鹿島アントラーズ)は三番手の立ち位置だが、7月のE-1選手権に続く2キャップ目を狙う。

 3バックは伊藤洋輝バイエルン)、高井幸大(トッテナム)、町田浩樹(ホッフェンハイム)、冨安健洋(無所属)とレギュラークラス4人が怪我で招集外。ここ最近の起用法と実績で考えると、板倉滉(アヤックス)、渡辺剛(フェイエノールト)、瀬古歩夢(ル・アーヴル)がファーストセットだろう。

 ただし、アキレス腱断裂の大怪我を乗り越えて約1年ぶりに代表復帰した谷口彰悟(シント=トロイデン)は、アジア最終予選の前半戦に3バックの中央で守備の核となっていた実力者。さらに、まだ1キャップの実績しかない鈴木淳之介(コペンハーゲン)も、森保監督は「怪我がなければ継続して招集したかったし、最近はコペンハーゲンでも出番が増えている。チャンピオンズリーグなど世界最高峰の舞台を踏んでいるし、世界の強豪と戦って良いパフォーマンスができれば、自然とW杯基準のプレーができると思う」と大きな期待を寄せる。

 鈴木は両足のボールテクニックにも優れ、課題である後方からのビルドアップの質を高める意味でも、右から板倉、谷口、鈴木というセットも魅力的に映る。E-1選手権で活躍した安藤智哉(アビスパ福岡)、左WBと兼任の長友佑都FC東京)も控えており、7人でプレータイムを分け合う形になるか。

守田や三笘が不在のボランチや左WBは?
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