守田や三笘が不在のボランチや左WBは?
ボランチは、主力である守田英正(スポルティング)のコンディションが上がらず、シリーズで言えば3回連続の招集外に。キャプテンの遠藤航(リヴァプール)が軸になるのは間違いない。相棒の最有力は、プレミアリーグの月間MVP候補に入るなど絶好調の鎌田大地(クリスタル・パレス)だ。
ただ、鎌田はシャドーに回る可能性もあり、怪我から復帰した実績十分の田中碧(リーズ)、ブンデスリーガの月間MVP候補に入っている佐野海舟(マインツ)がスタメンを張っても不思議はない。藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)は9月のアメリカ戦でややミスが多かったものの、連続招集を勝ち取った通り森保監督の評価は高い。序列的には5番手だが、アピールを続けたいところだ。
右WBは、相変わらず堂安律(フランクフルト)と伊東純也(ヘンク)がスタメンを争う構図だが、どちらかがシャドーで起用されての共存も十分にありえる。望月ヘンリー海輝(町田ゼルビア)はまだ戦術的に荒削りなものの、192cmの高さを活かした空中戦の強さはライバルにはない大きな武器。W杯本大会に向けてチーム戦術に組み込む継続テストが期待される。
左WBは、一番手の三笘薫(ブライトン)がコンディション不良で招集外。今シリーズは、移籍騒動が一旦は収束してフランス2部で決定的な仕事を連発する中村敬斗(スタッド・ランス)がレギュラー最右翼だ。CFと兼任する前田大然(セルティック)、E-1選手権で4アシストと結果を残した相馬勇紀(FC町田ゼルビア)、初招集の斉藤光毅(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)、そして長友と選択肢自体は多い。
斉藤に関して森保は、「6月の候補リストにも入っていたが、怪我で招集できなかった。チャンピオンシップでタフな戦いを経験しており、さらなる成長を期待できる」とコメント。3-4-2-1システムだとシャドーでも起用可能だが、指揮官は「攻撃の起点になるプレーを期待している。三笘、中村、堂安、伊東などが上下動してハードワークしてくれている通り、彼も攻撃でも守備でも貢献できると思う」と語り、まずは左WBでの起用を想定しているようだ。
注目は久保のコンディション
