山梨県の長崎幸太郎知事が、シャインマスカットの海外戦略をめぐる要望書を小泉進次郎農水大臣に手渡した。
【映像】無許可で生産された海賊版シャインマスカット(複数カット)
「ライセンス料を取ることでニュージーランドでのシャインマスカット生産を認めることを農林水産省が検討している」という報道を受け、山梨県が「輸出ができない現状でライセンスを与えれば、生産者が大打撃を受ける。まずは輸出環境を整備して欲しい」と抗議したのだ。
しかし農水省側にも理由がある。シャインマスカットは10年ほど前から、中国や韓国などの海外へ苗木が輸出され、無断で栽培され、安く流通していた。ライセンス制度には、日本の「正規のシャインマスカット」を海外市場に広げる狙いがあるのだ。
では、非正規の海外流通を防ぎながら、日本の農産物をどのように海外へ広げていけるのか。『ABEMA Prime』では、シャインマスカットの海外輸出とライセンス問題について、生産者らと考えた。
■シャインマスカットの輸出進まず?
