そんな中、亜樹は南1局6本場で瀬戸熊からリーチ・平和・赤・ドラの親満貫・1万2000点(+1800点、供託2000点)を奪取。南1局7本場では「残りツモ数がそんなになかった。危険牌をツモる率がそんなに高くない。万が一、ツモったら2600点オールはでかい」と待ちを変化させ、タンヤオ・三暗刻の7800点(+2100点)を成就させた。南1局8本場では、鳴きを駆使してトップ目の白鳥から東・赤・ドラの5800点(+2400点)を完成。これでトップ目に躍り出ると、南1局9本場では瀬戸熊からタンヤオ・赤の2900点(+2700点)、オーラスでは中のみの1000点を上乗せし、全23局のロングゲームを制した。
試合後、インタビュアーが「東場の展開を見ていると、亜樹選手のトップはなかなか難しかったのではないかと。簡単ではなかったトップに思えました。今、いかがですか?」と聞くと、「簡単ではなかったですね。瀬戸熊さんがバーッと行った後に、白鳥さんがバーッと行った」と発言。「放銃しないように、加点できるところだけ加点して、3着で終われたらラッキーみたいな感じで思っていました」と笑った。この勝利で、チームは首位に浮上した。「今日は、すごく恵まれたトップを取ることができたので、次戦以降も頑張っていきたいと思います」。笑顔でポーズを決めた兼任監督が見据えるのは、5シーズンぶりの優勝だ。
各選手の成績Mリーグ 日程
12月15日(月)
12月16日(火)



