この日の試合は2時間26分という超ロングゲーム。その中でも、序盤に瀬戸熊が見せたアガリは、まさにクマの爪痕をざっくり残す一撃だった。親番の東2局1本場、マンズで対子が2組、計7枚という偏りのある配牌をもらったが、対子が3組になった後の7巡目が分岐点。ドラの南が来たところで七対子を意識したのか、南を手牌に入れて進行した。するとこの選択がズバリ。次々に対子が出来上がる中、6つ目の対子は11巡目の南。実況・松嶋桃(協会)も「これは最高だ!ドラを重ねてのリーチ」と、中単騎での即リーチを熱く伝えた。
これに刺さってしまったのがKONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗(連盟)。守備力にも定評がある選手だが、場に1枚切れだった中を引いてツモ切り。これに瀬戸熊からロンの声がかかり、リーチ・一発・七対子・赤・ドラ2の跳満、1万8000点(供託2000点)をゲットした。リーチからロンまで、ほんの数秒で起きた強烈なシーンにファンも騒然。「最高の引き!!!!」「うまくいったね」「激痛」「やば」と、様々なコメントを寄せていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
Mリーグ 日程
12月15日(月)
12月16日(火)



