将棋の第38期竜王戦七番勝負第3局は11月1日、挑戦者の佐々木勇気八段(31)が前日に封じた50手目が開封され、午前9時すぎに藤井聡太竜王(名人、王位、棋聖、棋王、王将、23)の手番で再開された。
藤井竜王の2連勝で迎えたシリーズ第3局。本局は京都市の世界遺産・仁和寺を舞台に争われている。注目の一戦は、後手番の佐々木八段が意表の四間飛車を採用。前日の夕方に戦いが始まり、中盤のねじり合いへと突入した。
佐々木八段が前日に封じた50手目は、解説陣からも本命視されていた飛車を引いて竜を作る一手。ABEMAで解説を務める杉本和陽六段(34)は、「自陣の隙をなくすための一手で、竜を作って手厚くして息長く中盤を戦っていこうという方針」と解説していた。
さらに「佐々木八段が誘導した作戦なので、まだ研究の蓄積はあると思う」とコメント。激しさを増す両者の今後の戦いから目が離せない。
持ち時間は各8時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





