日韓首脳会談については「竹島問題などに関して、あまり深く突っ込まなかった。韓国側も今、日本と非常に(関係を)良くしたい。李氏も、やっぱり北朝鮮やロシア、中国の脅威は一定だから、日米韓の三カ国の関係を大事にしたいと思っている。そんな時に高市氏もある意味歩み寄ってきたわけなので、お互いの利害が一致した。ただ今後、例えば来年2月の竹島の日には閣僚を出すべきだということになると韓国が間違いなく反発してくる。こういった時に高市氏はどうするのか。この問題は残ったままだ」と語った。

「あとは靖国神社の問題。靖国神社に行くかどうかは、日本国内の問題でこれが外交問題になる方が絶対におかしいと言ってきた。秋の例大祭には高市氏自身が参拝を取りやめたが、そうは言っても、春の例大祭、そして終戦記念日の8月はどうするのかというのは引き続き問われる。高市氏は、一方で保守派も外交的にアピールしたいはず。ただ、それを日中、日韓の関係を守るためにどこまで我慢するのかしないのか、この問題は依然残っている」(青山氏)

問題が起こった時にどのようにコントロールできるか
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