■“友情結婚”であることを将来子どもに伝える?
子どもへの影響についても、「成長した子どもに『友情結婚』をどう伝える?」「子どもが成人したら…それでも夫婦の形を維持?」などの問いがある。
小林さんは「将来的に子どもが“友情結婚”の名称を知り、どういうことか気になる可能性はある」と考えている。「ネットの悪意あるコメントは際限がなく、当事者だと知ったときのデメリットは大きい。無駄に悪にさらされるよりは、恋愛結婚の両親に育てられた認識でいてくれた方が健全かなと思う」。なお、現時点で自分から伝える予定はなく、「『普通の家庭ではない夫婦から生まれた』と思って欲しくないため、聞かれない限り、こちらから言うことはないだろう」とした。
ノリコさんも「自分自身の両親が、とくに仲が良かったわけではないため、恋愛結婚か、お見合い結婚かも聞いたことがない。『自分に両親がいる事実』だけしか知らずに生きてきたため、子どもが『もしかしたら両親は友情結婚なのでは』と思うときが来るのか、よくわからない。疑問に思われるような夫婦ではないため、積極的に伝えるつもりはない」と答えた。
■「恋愛結婚でも夫婦はみんな違う」「“家族になる”ことからスタートできる」
