将棋の第84期順位戦A級5回戦・佐々木勇気八段（31）対 増田康宏八段（28）戦が11月7日、東京都渋谷区の「将棋会館」で行われ、先手番の増田八段が83手で勝利した。
藤井聡太名人（竜王、王位、棋聖、棋王、王将、23）への挑戦者を争うA級は5回戦が進行中。4回戦を終えた時点では、前期の名人挑戦者だった永瀬拓矢九段（33）が無敗の4連勝で首位を走っている。
ABEMAで本局のテキスト解説を務めた村中秀史七段（44）は、「戦型は相掛かりに進み、先手の増田八段が機敏な開戦で主導権を握りました。後手の佐々木八段としては、45手目の角打ちに対して応手が難しかった辺りに誤算があったかもしれません。増田八段は、優勢になった後も隙を見せずに押し切りました。快勝と言って良いかと思います」と一局を総括していた。
この結果、勝利した増田八段のリーグ成績は3勝2敗に。“折り返し地点”となる5回戦を白星で飾った。一方、敗れた佐々木八段の成績は1勝4敗となった。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
