そんな中で迎えた南4局、多井は東城と高宮がポンで仕掛けるのを尻目に、着実に進行。まずは5・8索待ちのヤミテンに構えると、「仲林さんはイーシャンテンだな。これ、8筒持っているな。仲林さんからロンと言えないのはきついな。じゃあリーチだな」と推察し、次巡にツモ切りでのリーチを宣言した。その後、高打点が狙えるテンパイまで持ち込んだ仲林がアガリ牌を河へ。この時点でリーチ・西・赤の40符3翻の5200点だったが、見事に裏ドラが乗り、満貫・8000点での逆転勝利を決めた。
「ツイてましたね」。試合後、多井は「序盤は手が全然来なくて。これ、どうしようと思っていた。でも(南場の)親番で2600オール。あれがアガれて、まぁラスはないなと思った。そこからちょっと、気が楽になった」と発言。オーラスの満貫については「めちゃくちゃ気合入れて裏ドラめくりました」と振り返り、「生まれてこの方、一番デカい発声で『8000!』って言いました」と笑った。
第1試合では、チームメイトの白鳥翔(連盟)が勝利。今期初のデイリーダブルで、チームは試合前の5位から3位までアップした。「ようやくスカッとプラスも3ケタに乗って、いい調子になっている。あとは松本(吉弘)と日向(藍子)が本調子を取り戻して、ガッとプラスになれば風林火山さんやKONAMIさんに追い付けるので、そこも含めて頑張っていきます」。控室では手作りの差し入れをし、自ら“マネージャー”とおどけた多井だが、“最速最強マネージャー”がチームのために、11月もプラスを稼ぎまくる。
各チーム・選手の成績Mリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)



