終局後、藤井竜王は「意識はしていなかったが、永世竜王を目指せるチャンスは多くないので光栄なこと。これまでの積み重ねが結果に表れたことは嬉しく思う。(永世称号について)直接意識することはないが、結果を積み重ねていけるようにこれからも頑張りたい」とコメントした。

 年間を通じてタイトル戦を渡り歩く藤井竜王だが、2025年内の番勝負は本局で終了。年明けの王将戦から防衛戦が続く中で、10月には王座戦五番勝負で同学年の伊藤匠二冠(叡王、王座、23)に敗れ、2期保持した王座を失冠した。七冠から六冠へと後退したものの、将棋界最高峰のタイトル・竜王戦を最高の形で守り抜いた藤井竜王。23日には将棋日本シリーズJTプロ公式戦決勝戦が控えており、その戦いぶりからまだまだ目が離せない。

◆藤井 聡太(ふじい・そうた) 2002年7月19日、愛知県瀬戸市出身。中学2年生時の2016年10月に史上最年少で四段昇段、史上5人目の中学生棋士となる。2020年度の第91期棋聖戦でタイトル初挑戦、17歳11カ月で最年少タイトルホルダーとなった。以降獲得と防衛を重ねて、竜王5期、名人3期、叡王3期、王位6期、王座2期、棋聖6期、棋王3期、王将4期、の通算32期。棋戦優勝は11回。2023年10月には第71期王座戦五番勝負を制し、前人未踏の「八冠独占」を達成した。現在保持しているタイトル数は6冠。通算成績は425勝89敗、勝率は.8268。趣味は鉄道、チェス。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第38期 竜王戦 七番勝負 第4局2日目 藤井聡太竜王 対 佐々木勇気八段
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