これでトップ目に立つと、東3局ではたろうがチーで牽制する中、鳴かずに清一色へと着手。まずは3・6筒待ちのヤミテンに構えた後、4索を引いたことで1・4索、8索の変則三面張へと変化させた。これが奏功し、再び逢川から門前での清一色を直撃して跳満・1万2000点を成就。早くも頭一つ抜け出すと、東4局でも親リーチをかけた逢川からタンヤオ・赤2の5200点(供託1000点)を奪取した。南2局では3筒のポンから仕掛け、白のみの1000点を加点。南3局では混一色・赤の満貫・8000点(供託1000点)をアガり、そのまま逃げ切り勝利を決めた。
全8局、わずか43分ほどの短期勝負だった。試合後、放送席が注目した南2局での攻めについて聞かれた滝沢は、「練習でやってきたことをそのままやっているだけ。特に称賛されるプレイとは思わないです」とクールに返答。「結果的に最高な待ちになりましたけど、偶然です。誰でも勝てる席だったので」と謙虚に振り返った。これで個人10戦6勝。個人成績も+261.7ポイントまで伸ばした。「今日はちょっと恥ずかしくなるくらいツイちゃって。喜んでいただければいいです。引き続き緩めず、絶対に緩めずに頑張りますので、応援よろしくお願いします」。チームも首位のEX風林火山をピッタリとマーク。絶好調の兼任監督が、初の優勝を目指してタクトを振る。
各選手の成績Mリーグ 日程
TODAY
12月9日(火)
12月11日(木)



