将棋の第67期王位戦予選5組準決勝が11月19日、東京・渋谷区の将棋会館で行われ、増田康宏八段(28)が広瀬章人九段(38)に113手で勝利した。
増田八段が王位経験者の広瀬九段を破り、第64期以来3期ぶりの王位リーグ入りへ前進した。
ABEMAでテキスト解説を務めた佐藤慎一六段(43)は、「中盤のねじり合いが面白い将棋でした。広瀬さんの垂れ歩は、矢倉戦ではあまり見ない類の手でした。終盤入り口で銀損を恐れなかった増田さんが僅かにリードし、自陣の駒を活用して駒を入手する桂馬の一手が素晴らしい手で決め手になったようでした」とコメント。
「観戦された方にも、両対局者の中終盤の読みの厚さを体感できた将棋だったのではと思います」と総括していた。
勝利した増田八段は、次戦の予選決勝で伊藤匠二冠(23)対 山本博志五段(29)戦の勝者と王位リーグ入りをかけて対戦する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





