看板商品は「明日葉ふわふわ削り節」。独自の特許製法で乾燥させた商品で、ごはんや味噌汁、ラーメンなどに入れて食べる。山田社長は40年前に大阪から移住。あしたばに無限の可能性を感じ、加工工場を開いた。今回の台風は、移住して体験したことのない威力だった。一瞬にして全壊してしまった工場。そんな中、特注のあしたば乾燥機だけは奇跡的に残った。

「これがないとあしたばができないから『明日葉のふわふわ削り節』がね。ただ台風の後、実際に動かしてみて、動くかどうかのチェックはできていない」。諦めずに、港近くの一室を借りて仮オフィスも立ち上げた。従業員は長男の山田真之介さんとパート数名。

 「在庫商品。袋に入ってるのは全部そう。これ以外にも別の倉庫にもある。これが原材料、パックする前の商品。そのまま食べてもおいしい」と説明する山田社長だが、ここにも問題がある。ネット環境はあるものの、電話回線が使えない。山田社長は「お客さんの層はシニア世代だから、あまりネットが使えない。状況としてはそういったお客さんは、ちょっといま待ってもらっている」と嘆いた。

工場の修繕費は「少なくとも2億円ぐらいはかかる」
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