工場の修繕費を尋ねると「少なくとも2億円ぐらいはかかりそう。運営するための資金が1000万から2000万円」と語った山田社長。支援金などで再建できるのか、不安が募る。
一方で、小池都知事の肝入りで派遣された「キャンピングカー」20台。一時的な滞在場所としての稼働はゼロ。町民から使用したいとの要望はあったものの役場が対応しきれておらず、一部は、会議室として使用されている。町民からは「支援と被災地のニーズがずれている」という指摘も出ている。
こうした中、山田社長は新しい工場の移転先を探していた。台風前、売上およそ4000万円のうち、1,000万円は工場見学によるものだったが、全てキャンセルに。あしたば加工工場は、観光客にとっても島を知る入り口になっていた。
修繕費が一番大きな問題だとする山田社長は「機械の移動もそうだし、セッティングもそうだし、内装もそうだし」と、問題は山積みとしながらも「もう一度ここに人が集まる場所をつくりたい」とした上で「八丈島は元気なんだよって伝えたい」と前向きに語った。
「廃業は絶対にしたくない」
