この日の決勝戦は、子ども達など多数の観客を前に公開対局として開催。表彰式後に行われた優勝インタビューでは、これまでに獲得してきた優勝カップなどの保管方法について問われる場面もあった。
2年ぶり3度目の“JT杯”を手中に収めることとなった藤井竜王・名人だが、少年時代から獲得してきたトロフィーや賞状は数えきれないほどだろう。藤井竜王・名人は、「子どもの時に(テーブルマークこども大会のような)大会で良い成績を収めて賞状やトロフィーをいただくことがあって、すごく嬉しかったことを覚えています」とコメント。「見返すことは少ないですが、たまに目にするとやっぱり懐かしい気持ちがします」と笑顔を見せた。
「自分のお部屋に飾っている?」との問いには、「トロフィーなどを(自室に)飾っているということはないです」と答えたが、「大切なものなのでちゃんととってありますし、しっかりと保管しています」と回答。大切な思い出として仕舞われていることを明かした。
藤井竜王・名人が次に狙うのは、5連覇がかかる“王将位”だ。ALSOK杯王将戦七番勝負は、2026年1月に開幕。ここでも永瀬九段との対戦が決まっている。「永瀬九段の最近の将棋を見ていると、非常に高いレベルの将棋を指されていて、とても充実されているのかなと感じます。私も開幕までに少しでも実力とコンディションを高めて次の対局を迎えたいと思います。今日は結果が幸いしましたが、王将戦は長い持ち時間の対局になるので切り替えて考えていけたらと思います」と早くも次なる戦いへ視線を向けていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





