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【映像】スタンドも喝采!驚異の“大外刈り”
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スーパーフォーミュラ】第11戦(決勝・11月22日/鈴鹿サーキット)

【映像】スタンドも喝采!驚異の“大外刈り”

 チャンピオンの座を争う岩佐歩夢(#15 TEAM MUGEN)がレース再開直後にリタイアし、なんとしてもここでポイントを稼ぎたい太田格之進(#6 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が、7周のうちに6台オーバーテイクという驚異の走りで魅せた。

 通算6勝のうち4勝を鈴鹿で挙げる“令和の鈴鹿マイスター”だが、この日はスタートでまさかの出遅れ。アンチストールのような症状により、12番手まで後退してしまう。だが、ここから太田の反撃が始まる。12周目のリスタート直後、オリバー・ラスムッセン(#19 ITOCHU WECARS TEAM IMPUL)、サッシャ・フェネストラズ(#37 VANTELIN TEAM TOM’S)、大湯都史樹(#39 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、14周目には山下健太(#3 KONDO RACING)と、わずか3周で4台をオーバーテイク。怒涛の勢いで7番手まで戻してきた。

 続いて16周目に、今度は福住仁嶺(#8 Kids com Team KCMG)を捉えると、OTSを使用し、2コーナーでアウトに並んで、サイドバイサイド。そのまま、“大外刈り”のオーバーテイクに成功した。

 圧巻の走りに、ガレージもスタンドもは拍手喝采。解説の中山雄一氏も「すごい…やばいな…本当に鈴鹿マイスターって感じですね。普通こんなに抜けないんですよ」とオーバーテイクポイントできちんと勝負をつける太田の走りに感嘆していた。

 ファンは「太田すげぇぇ!」「いったぁ!」「外から!」「大外刈りや」「まじで速い」「やってくれるねー!」と、鬼神のごとく繰り広げたオーバーテイクショーに興奮が止まらなかった。

 6番手に浮上した太田は、この2周後の18周目に大嶋和也(#14 docomo business ROOKIE)をさらにオーバーテイク。最終的に、5番手まで順位を戻してチェッカーを受けた。23日の最終戦では3位表彰台も年間3位でタイトルを逃した太田だが、週末を通しても印象に残った瞬間だった。(ABEMA『スーパーフォーミュラ2025』/(C)JRP)

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