そんな中、希望の光となったのが、名古屋主婦殺害事件の容疑者逮捕だ。26年前にわからなかったことが、今の科学でわかるようになった進歩や、捜査員の熱意が伝えられた。
代里子さんは、警察は犯人特定に近づいているのではないかと感じている。「今16年目でわかったことがたくさんある。新しい担当警察官が動いてくれている。また1からもう一度調べ直してくれて、特に初動捜査の部分で16年目でわかったことがあり、1歩犯人に近づく手掛かりがつかめたと聞いている」。
情報提供者からは、不審な車両や、事件との関係を疑うような人物の情報が舞い込むようになった。しかしこの瞬間も、時効は続いている。「時効制度の壁にぶち当たれば、あと残り3年10カ月。時効制度は撤廃してもらいたい」。
取材後、代里子さんは、ほほ笑みながら「最近、自分の年齢を公表していないんです。だって、私だけ年をとって、孫の話をしているみたいになるでしょ」と語った。孝徳さんが生きていれば、26歳の青年だった。
代里子さんや警察は、情報提供を求めている。例えば「何年も車両を放置している車を知っている」「突然ハッキリした事情もなくいきなり引っ越しをした家を知っている」「運転していた車を突然廃車した人を知っている」「車を突然買い換えた」など。「犯人は秘密を抱えて生きていくのは難しいのではないか。きっと誰かに話をしていると思う」とのことだった。
熊谷警察署への情報提供は、048-526-0110で受け付けている。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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