将棋の第3回達人戦立川立飛杯が12月7日、東京都立川市の「立川ステージガーデン」で行われ、準決勝第1試合で森内俊之九段（55）が郷田真隆九段（54）に78手で勝利した。
熱戦を制した森内九段は、自身初の決勝戦へ進出。準決勝第2試合を戦う初代優勝者の羽生善治九段（55）対 佐藤康光九段（56）戦の勝者と頂点を争う。
両者にとって通算59局目の対戦となった本局は、相掛かりの出だしから一気に終盤戦へと突入。激戦を制した森内九段は「早い段階で認識のない形になってしまい、突っ張って指すのかバランスをとって指すのか悩む場面が多かった。こちらの玉が一方的に危なくなって、持ち時間もないのでなんとか崩れず終盤に入れるようにと思って指していた。目の前のことを考えるので精一杯だった」と振り返った。
決勝戦への意気込みを語る森内九段と、敗れた郷田九段のコメント
