両者譲らない攻防が最終局面を迎える中、第5セット13―10の場面、大阪Bのキューバ代表、ミゲル・ロペスの強烈なジャンプサーブから攻撃がスタートした。気がつけば、ラリーは10往復を超えるハイレベルな激闘となる中、東京GBのレフトから後藤陸翔が放ったスパイクをアントワーヌ・ブリザールがブロック。約50秒に及ぶラリーが決着した。

 その瞬間、ブリザールを始め、ロペス、西山大翔がその場に倒れ込む。まさに死闘と呼べる一連の攻防の喜びを表現する余裕もなく、その場で呼吸を荒げていた。一方、この光景を目にした味方選手はガッツポーズで歓喜し、観客も大いに沸き立つシーンとなった。

 この場面の映像はSVリーグの公式Xや、クラブの公式SNSなどでも拡散されると、世界中で3000万回以上の再生数を記録。ファンは「このメガラリーまじで痺れた」「あのブリザールとロペスが倒れ込むって相当ですよね」「一流の選手達だからこそのガチなラリーに感動」「これ凄いラリー」「漫画の世界」「私の推しチームも凄かったけど相手チームも凄かったんだよ」「何度も見返したくなるメガラリー」「バレーボールは面白い!!」「伝説超絶神技ロングラリー」「日本のリーグも凄いんだぞって知って欲しい」といったコメントであふれ返り、試合から数日経ってなおも大きな話題を集めている。なお、試合は大阪Bが逃げ切り3―2で勝利。ホームで連勝を飾ってみせた。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)

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