東3局1本場で渋川は5巡目にリーチをかけると、リーチ・ツモ・赤1・裏1のツモアガリで8300点の加点に成功し、リードを広げた。南1局1本場では佐々木が12000点（供託1000点、＋300点）の大物手を成就させて、オーラスに突入。トップ目の渋川が3巡目にリーチで仕掛けると、柴田、佐々木がこれに続き、めくり合いに発展。最後は柴田がツモアガってゲームセット。これで渋川が個人4勝目を獲得した。
昨日試合の岡田紗佳（連盟）が2着、堀慎吾（協会）は1着。最下位に沈むチームの勢いを消したくなかった渋川はインタビューで「そもそも2着、1着で終わったのが10月の終わりくらいだったらしいです。連勝どころか連対で（の流れで出番が）くることがなかったので、本当にこの流れを途切れさせるわけにはいかないと思ってかなり気合いが入ってました」と明かした。
プレッシャーを感じながら臨んだ対局だったが、試合前に堀渋コンビの相棒に「落ち着いて。連対で良いから」と声を掛けられたという。これを受け渋川は落ち着きを取り戻し、「今日は2着でも良いと、落ち着いてやろうと思ったのが良かったですね」と堀の言葉に感謝した。
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