少子化対策の一環として、体外受精などの不妊治療に、保険が適用されるようになって3年がたった。3割の自己負担で受けられるようになり、経済的負担が減少し、子を望む人にとって選択肢が広がった。
しかしながら、不妊治療は授かりやすくなる一方で、方法によっては3つ子、4つ子などの「多胎妊娠」の可能性が高くなり、胎児、そして母体へのリスクも…。そうした場合の選択のひとつ、一部の胎児を注射により心停止させて「減らす」手術で、母親と残った胎児のリスクを下げる「減胎手術」。実際に3つ子以上の妊娠では、4割の家族がこの方法で妊娠を継続したというデータもある。
『ABEMA Prime』では、当事者とともに、多胎妊娠時の選択肢のひとつとなる“減胎手術”について考えた。
■4つ子を妊娠し、減胎手術を決断した夫婦
