夫の家事時間は20年で伸び悩み? 全国平均は「1時間54分」
まずは、厚生労働省が発表している、夫の1日当たりの家事関連時間の都道府県別のランキングを見る。これは、6歳未満の子供がいる世帯を対象にしていて、土日を含む週全体での1日の家事の平均時間である。1位が奈良県の2時間35分。福島県は15位で1時間58分、東京は20位で1時間54分。全国平均が1時間54分だという。これについて白鳥久美子が疑問を呈した。
「奥さんは一日中、家事をしていて、座らずに立っていたりするし。厚生労働省が発表している夫の家事時間の2001年からの変遷を見ると、2001年は妻が7時間41分に対して、夫は48分の時代があった。20年が経った2021年には、夫の家事平均時間が1時間54分になったが、妻は7時間28分とそれほど減っていない。夫が協力する時間は徐々に増えてはいるが、この20年でこの伸び幅はどうなんだろう」「夫の家事時間が長くなっても奥さんの家事時間がそれほど減らないのはなぜなんだろう」(白鳥久美子)
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