斎藤由則さん(50)
【映像】暴走族だった頃の斎藤由則さん(実際の映像)
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 2年間の猛勉強で慶應義塾大学に合格した元暴力団幹部、斎藤由則さんの著書『中卒ヤクザの大学受験 0.0003%の挑戦』には、42歳から大学受験に挑む日々がつづられている。そんな斎藤さんは50歳の今、司法試験に挑戦している。

【映像】暴走族だった頃の斎藤由則さん(実際の映像)

 神奈川県小田原市出身の斎藤さんは、中学生で暴走族に入り、少年院を経て、20歳で暴力団へ。その後、28歳で広域暴力団の下部組織の本部長になった。恐喝罪など計7年服役し、20代のほとんどを刑務所で過ごした後、32歳で暴力団を離脱。「母親を悲しませたくない」ことが理由だった。

 そして44歳の時、一般入試で慶大に合格する。大学の前で「3月まで通っていた学校を見て懐かしいと思う。皆と年が離れているため、子どもたちに『どんなおっさんだ』と思われていたのではないか」と振り返る。

算数からやり直し、わずか2年で慶大合格
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