■「多くの子どもが“スタディハイ”でアドレナリン全開」
中学受験対策を行う進学塾、VAMOS代表の富永雄輔氏は、「割と多くの子どもが“スタディハイ”になり、他の習い事もそうだろうが、アドレナリン全開で楽しくなっている。家庭にとっては、経済的・精神的・肉体的な負担、風邪をひかせてはいけないなど、一番ピリピリしているのは間違いない。兄弟にも負担はある」と説明する。
また、「僕もこの時期は、公共交通機関を基本使わない。タクシーのドアtoドアで移動して、インフルエンザの予防接種もする。加湿器も何台も買って、加湿器だらけにする」といった対策を行っているという。
中学受験にまつわる一番つらかったことのアンケートでは、「勉強でストレスを感じることが増えたこと」が67.0%、「志望校のレベルに届かないことへのプレッシャー」が50.5%との結果が出た(SPRIX調べ)。
フリーアナウンサーの柴田阿弥は、「私も中学受験したが、確かにストレスを感じている子は多いと思う。特選クラスだと、親のプレッシャーが強そうな子もいる。教育虐待かはわからないが、男女問わずヒステリックになる子がいるため、そこまでやるのは良くない」と話す。
■「23区では猫も杓子も中学受験をしている」
