失踪の翌日、三原港から船で30分の島にある橋の上で、恭暉さんのスマホと漫画が発見された。「第一に橋の上から飛び込んだのかと思ったが、海上保安庁が出てくださって。船が3艘、飛行艇が1機。3日間かけて探してくださったが出てこなかった」海上保安庁の捜索では「海に転落した可能性は極めて低い」と説明を受けたという。

 残されたスマホは警察から返却されたものの、母親は「結局スマホの中身は見れず。いくら親が契約者であっても、子どもが使っているものの中身の開示はしてくれなかった。事件だったら警察から開示ができると思うんですけど、事件ではないので、手がかりが携帯の中にあるかもしれないのに中身が見られない」と憤った。

 母親は恭暉さんが立ち寄った可能性があるすべての駅でおりて、防犯カメラの確認をしてきた。警察によれば 目撃情報は3年間で190件ほど。2025年は11件にとどまっている。「3年前と変わらず、手がかりが全くないので。何回も探すのをやめようと思ったことがあって。(来年)3月で成人になるので、顔見たいな、声聞きたいなっていうのは ずっと変わらず」。

誰かと会う約束をしていた?
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