近年、匿名・流動系犯罪グループ(トクリュウ)が絡む特殊詐欺では、電話をかける「かけ子」などの拠点が海外に置かれており、オンラインゲームで知り合った高校生が海外に向かったケースなどもある。
生口島からもっとも近い海外に行ける空港は、車でおよそ1時間の場所にある広島空港。国際線は中国、韓国、タイ、ベトナムなど9路線ある。しかし、2022年11月の国際線の運航状況を確認すると、広島空港からは「2022年11月はコロナ禍のため国際線の運航は中止していました。再開したのは2023年1月です」と回答。当時はコロナ禍で国際線は運休していたため、その線の可能性は低そうだ。
「誰かが『おいで』って言って出て行ったとしか。人を信じてしまうようなところもあるので、言葉巧みにメッセージをして呼び出されて。ずっとそう思って3年間手掛かりを探してきたので」(母親)
もし誰かに誘い出されたのだとすると、そのやりとりはスマホの中に残されているはずだ。しかし、たとえ親が契約者であっても、本人以外は見られないと、母親は中を確認できていない。
前回の放送の後、警察から新たな依頼があったそうで、母親は「(恭暉さんの)携帯をもう一回預からせてくださいということで、倉敷警察署にこれから出す」と明かした。スマホが発見された当時、しばらく警察に提出していたが、今回の解析で新たな事実が判明することに期待が高まる。
「LINEとかメールとか、特にSNS。ツイッター(X)とかインスタをやっているかどうか。最終の通話者は最後に会った可能性が高い。事件だったら犯人の可能性が非常に高い。解析した段階で謎は解けると思う。間違いなく」(秋山氏)
情報提供先
倉敷警察署 086-426-0110
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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