入場から内藤らしさは健在だった。新ユニット“ロス・トランキーロス・デ・ハポン”の盟友BUSHIが1人で登場。これに拳王が「お前、一人でやるのかよ?」と詰めるよと「呼んでいいんだな? それではXXXX、入場してもらおうか」とスクリーンでパートナーが内藤であることが明かされる。

 入場曲が流れると、場内は「大内藤コール」。さらに「ホンモノきた」「内藤哲也!」「内藤キター」「ヤバい泣ける」「人気映画みたいだ」とファンは騒然だ。

 だが最初に登場したマスク男は、新弟子のRYUSEIというスカし芸。「あーー、違う!」と実況も驚愕。直後、カメラが花道の奥に切り替わると、正真正銘、内藤の姿が。「あーー、ホンモノがいた!」放送席が再び興奮のワンシーン。ほどなくして内藤がトレードマークの赤を基調としたコスチュームでマスクを取って不敵な笑みを浮かべ、花道を気だるく歩いた。その様子にファンは「内藤も嬉しそう」「かっけえ」「凄え盛り上がり」「カリスマ健在」「入場だけで金が取れる」と大盛り上がりだ。

 海外マットへの参戦はあったものの、内藤の国内復帰戦は実に8カ月ぶり。やや絞り切れていない肉体に「太ったな」「腹が出てる」「むっちむち」「腹をみると悲しくなるな」「上半身がゆるい」など困惑の声も上がる。

 試合開始直後に得意の“寝そべりポーズ”も飛び出し、内藤らしさは健在。だが拳王の“掟破り”のフットスタンプで水を差されると、勝手が違うノアマットゆえか、はたまたヒザの状態が芳しくないのか動きが鳴りを潜め、「動き重いか」「やっぱり動き良くない」「もっさりしている」との声が続く。

 ABEMA解説の「週刊プロレス」井上光記者は「新日本を辞めてから昨年5月から7戦しかしていない」と長いブランクを指摘。ゲスト解説の武藤敬司も「俺を介錯した選手。日本のプロレスを引っ張って欲しいけど、皆の前で試合してくれることが一番」とエールを送りつつ、コンディションについて問われると「実戦から離れてるからね。その点不利なんじゃないかな」と見解を示した。

 この日の内藤は“唾吐き”など“らしさ”を見せつつ、武藤へのメッセージか、レア技の“雪崩式フランケンシュタイナー”を炸裂させて片鱗も見せた。だが得意の“デスティーノ”は未遂に。一方で、この試合で一人気を吐いたBUSHIが、丸藤との攻防の中で至近距離からブラックミストを噴射し、“スクールボーイ”の小狡い頭脳プレイで勝利をもぎ取った。

 ベストシェイプとは言い難いパフォーマンスに賛否はありつつも、参戦即タッグ王座奪取に成功した内藤に、ファンからは「継続参戦おめでとう」「内藤がまた見れるのか」「内藤対丸藤シングルで見たい」「試合を久々に観てマジ泣いた」など期待の声も多数。ほかにも「身体ボロボロの内藤をBUSHIがサポートしているのに感動した」など、2対1の局面が目立ちつつも孤軍奮闘に近いBUSHIの活躍を称えるコメントが相次いだ。

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