勝利した藤井竜王・名人は、「戦型も予想していない形になった。それに対してどういう構想で指すかが難しい将棋だった。穴熊の遠さを通して実戦的という感じで、あまり自信の持てる展開ではなかったが、最後の最後に一手勝ちの形になったのかなと思う」とコメント。一方、山崎九段は「藤井六冠とは当たることも難しいので、なんとか食らいついてぎりぎりのチャンスのある将棋にという気持ちだった。バランスを取るのが悩ましく、迷いながら指していた。一分将棋になって、絶対に指してはいけない手を指してしまった。もう少しぎりぎりの将棋を続けられたと思うので、そこは残念」と一局を振り返っていた。
この結果、藤井竜王・名人の8強入りが決定。次戦では準決勝進出を目指し、タイトル挑戦経験を持つ強豪・千田八段と対戦する。藤井竜王・名人は「千田八段とはかなり久しぶりの対局になるので楽しみ。叡王戦は時間配分が問われるので、そのあたりもしっかり意識をして臨みたい。挑戦を意識する段階ではないので、一局一局という気持ちで頑張りたい」と話した。
新年から重要対局が続く藤井竜王・名人だが、11日には永瀬拓矢九段(33)を挑戦者に迎えた防衛戦のALSOK杯第75期王将戦七番勝負が開幕する。午年の年男として、2026年にはどのような跳躍を見せるのか。若き王者の描く未来から目が離せない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





