立ち合い新屋敷が押して出ようとするも、重たい出羽ノ城はビクともせず。新屋敷は出羽ノ城の体に手を当てつつ攻めあぐね、客席からは繰り返し拍手が沸き起こった。その後も新屋敷は引いてまわり込んで仕掛けようとするが、やはり一歩も動かない出羽ノ城。そのまま取組時間はなんと4分を超え、行司がすかさず“待った”をかけて「双方とも取り疲れましたるゆえ二番後取直しにござります」と宣言した。
4分経っても決着がつかない珍事に館内からは拍手が発生。直後、土俵に呼出しが出てきて「二番後取直し」の幕を掲げ、館内は再び拍手に包まれるとともに珍しい事態にざわついていた。まさかの展開に視聴者からも「え!2番後またやるの!!?」「そういうパターンあるのか」「二番後もやばそう」「初めて見た」と驚きの声が相次いだ。
十両以上では取組が長時間に及んだ場合“水入り”で一時中断となるものの、幕下以下では水入りがないため「二番後取直し」に。滅多に見られない事態だが、今場所では六日目の幕下四十三枚目・豪聖山(武隈)と幕下四十六枚目・朝志雄(高砂)の一番でも同様に「二番後取直し」があり、“二度目の珍事”というさらにレアな出来事となった。
そして二番後、呼出しが今度は「先程の取直し」の幕を持って土俵上へ。館内には「ここで先程の二番後取直しの取組を行います」とアナウンスが流れた。その後の取直しの一番では、今度は目いっぱい頭から出羽ノ城の巨体に当たっていった新屋敷。やはりなかなか微動だにしない出羽ノ城だったが、やや距離をとって睨み合いつつ新屋敷が果敢に攻めていくと、最後は執念の押し出しを決めて4勝目となる勝ち星を挙げた。敗れた出羽ノ城は3敗目。ようやく決着のついた両力士に、館内からは拍手喝采が送られた。
取直しの一番に、視聴者からは「この旗(先ほどの取直し)もあるんやね」「珍しい垂れ幕」と注目する声が寄せられたほか、見事に体重差を制して勝利した新屋敷に「よく攻め切った」「ようやった」「押し切った」「ご苦労さん」と称賛のコメントも相次いだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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