25日まで行われたWRC・世界ラリー選手権の開幕戦。今季よりトップカテゴリーにフル参戦する24歳の“若き天才”オリバー・ソルベルグ(トヨタ)が、「ラリー・モンテカルロ」史上最年少での総合優勝の快挙を成し遂げたが、裏では過酷な路面状況により、“あわや”の瞬間があった。
ここ数年の傾向とは異なり、久々の大雪に見舞われ“クラシック・モンテ”の再来とも言われた今年のモンテカルロ。スノー・アイス・ドライが複雑に入り混じる極めて難しい路面コンディションは、世界最高峰のドライバーたちの足元をも容赦なくすくった。
問題のシーンが訪れたのは、デイ4、最終ステージ前でのこと。この時点で総合首位をひた走っていたソルベルグだったが、コース脇が断崖絶壁となっている狭い下りのヘアピンカーブで、マシンが大きく姿勢を乱しハーフスピン。ヒヤリとする光景に緊張が走る中、今度は左コーナーでもステアリング操作に対しタイヤがグリップせず、マシンは直進状態のままオーバーランしかけた。
マシンの進行方向、コーナーの外側には多数のギャラリーが陣取っていた。制御不能となったラリーカーが予期せぬ形で向かってくると、手前の観客は驚いたように慌てて後退。幸いにもマシンは観客の手前でストップし、接触は免れた。
「めちゃ滑ってる」ファンも騒然
