将棋の「囲碁将棋チャンネル ALSOK杯第75期王将戦七番勝負」第3局が2月3、4の両日に東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で行われ、藤井聡太王将(竜王、名人、王位、棋聖、棋王、23)が挑戦者の永瀬拓矢九段(33)に91手で敗れた。藤井王将のシリーズ成績は1勝2敗に。次戦の第4局は、2月17、18日に和歌山市の「和歌山城ホール」で指される。
5連覇を目指す藤井王将と、初の王将奪取を狙う永瀬九段によるシリーズ第3局。2度目の先手番となった永瀬九段は、解説棋士も「パーフェクトゲーム」と唸る完璧な指し回しで王者を圧倒した。
本局では、藤井王将が前期の決着局で公式戦で初めて採用した2手目に角道を開ける一手を披露。これまでのシリーズで採用されていた角換わりを避け、雁木模様から金を最前線で活用する工夫を見せた。しかし、永瀬九段にとっては研究の範囲内だったか、力強く応じて早々に決戦へと発展した。
藤井王将が誘導する形で力戦となったものの、主導権を握ったのは永瀬九段。すでに終盤で迎えた封じ手でも攻め合い勝ちを目指して藤井王将に迫り、絶対王者といえども苦戦を意識せざるを得ない展開となった。
藤井王将は何とか局面の複雑化を図ったものの、持ち時間をたっぷりと残していた永瀬九段はじっくりと読みを入れて冷静さを失わない。勝負手を放って逆転の道筋を模索したものの、活路を見出せずにがっくりと首を垂れた藤井王将が投了を告げることとなった。
藤井王将、永瀬九段の終局後コメント




