■女性候補者は「笑わないと票を失う」
この研究について、尾野教授は「政治家の選挙ポスターや選挙公報で使われている写真を分析して、どういう表情を使って選挙運動をしているかを見たという研究」と説明した。
尾野教授の分析によると、ポスターの表情と得票率には男女で明確な差があるという。
「男性の場合は表情に関わらず得票率とは関係はないんですけど、女性の場合はポスターや選挙公報の写真は笑顔の大きいものを使うと得票率が増える傾向にある。逆に言うと、女性候補者の方は笑わないと票を失っている」
さらに、女性候補者が笑顔を作るかどうかは所属政党によっても違いがあるという。「保守系の政党だと、特に女性が笑顔の写真を使いがちと。保守系の方が女性候補者は笑顔の写真を使わないと票を減らしがちと出ていたりするので、保守系の有権者の方が女性の表情にセンシティブに反応している」。
「“女性は優しくて弱い”ステレオタイプが強いほど…」
