■二世議員は「笑わない」傾向も
さらに、尾野教授の分析によると「二世議員は笑わない」という結果もあるそうだ。「元々ほとんどの候補者は写真では真面目な表情が多く、最近は笑顔が増えてきており、二世議員も笑顔を採用している人もいるが相対的に見ると笑わない傾向」。
考えられる理由として「2世議員は名前が通っており、真面目さをアピールするために(笑っていると印象が悪い可能性があり)、ポスターで笑わない傾向がある」という。また、地方よりも都市部のポスターの方が笑顔が多いという結果も出ている。これは、お互いがよく知るコミュニティである地方では敵意がないことを示す必要がなく、逆に都市部はいろいろな人が行き交うため敵意がないことを示す必要があるためだという。
この結果に伊藤氏は「都心部が特に多いということで、やはり無党派層への訴え方についても、明るい雰囲気の方が訴求力は高いと考えられているのではないか」と述べた。
能條氏は「地方の方がより候補者の流動性が低いというので、これまで笑顔じゃないのが主流だったとしたら、入れ替わりの問題でこれからもしかしたら増えてくる可能性もあるかもしれない」と推測した。
選挙ポスターだけで判断することはリスクを伴う
