行方不明から4年目の今年1月に、倉敷警察署へスマホを提出。2月6日に恭暉さんの母親は、警察から解析結果の説明を受けた。「好きだったマンガのワンピースの1コマや、携帯ゲーム広告が出てきたそうだ」。恭暉さんが閲覧していたサイトは確認できたという。

 そして電話帳も見ることができたが、普段はLINE通話を使っていたため、登録されていたのは母親と友人の2件だった。「(携帯)会社が持っているデータは、(過去)1年しかデータがないそうなんです。令状を取って開示請求をしても残っていない」。

 行方不明になって4年目の今、通話記録やショートメールのデータは、通信会社にも残っていない。母親は「LINEも入れない状態。(パスワードも)わからない」と現状を語る。

 限られた手がかりの中でも、警察による解析後、恭暉さんのXのアカウントを見ることができた。しかし、ダイレクトメールで誰かとやりとりをした形跡はなかった。

 SNS上に残るやりとりの開示について、ITジャーナリストの三上洋氏は「XはDMまでは開示できるはず。ただし3カ月以内。LINEは開示しても、暗号化されているため、LINEのやりとりの内容は出ない。誰とやりとりしたかまではわかる。半年以上はあるわけではない、3カ月とか」と解説する。

 秋山氏は「スマホの解析も、事件性が見えない今の状態は、捜査本部を設置する状態ではない。スマホをリセットされてデータがなくなったことによって、事件性はないという判断はできない」と指摘する。

母親の悲痛な思い「プッツリ糸が切れたような感じ」
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