原田氏は、中学1年生の頃に各地のトイレ情報を集める「トイレノート」を付け始めた。そのきっかけは、当時の車椅子ユーザーの友達と遊びに行ける場所の選択肢を増やしたいと思ったことだった。中学3年生になり、語学研修でアメリカ・フロリダ州を訪れた原田氏。そこで、トイレ研究に関するさらなる転機が。

「アメリカのトイレに触れてホームシックを受けてしまいまして。アメリカのトイレって防犯の観点から隙間が足元や上にあったり、本当に無機質で、日本でいう当たり前のトイレじゃないというところに違和感を感じてしまって。その話を当時一緒に暮らしていたホストファーザーに話した時に、『アメリカにも機能的ではないかもしれないけど、先進的なトイレがあるからちょっと見てくれ』と言われて。オールジェンダートイレ、並びにインクルーシブトイレと言われるもので、私からすると初めて遭遇したものだった」(原田氏、以下同)

「オールジェンダートイレの初めて見るマークと、それを当たり前のように使っている人がいるということもびっくりして、それが(トイレ研究を始めた)最初の契機になった」

 性別・年齢にとらわれず広く利用されているトイレに衝撃を受け、よりトイレ研究に夢中になっていったという。

SHELLYが明かすオーストラリアのトイレ事情
この記事の写真をみる(8枚)