■「メーカーも企業努力をして、栄養素も母乳に近づいている」

 日本国内への影響はどうか。今西医師は「そこまで心配することはない。国産の粉ミルクもあるため、今回については問題ない」と言う。

 こうした出来事によって、むしろ「母乳でないとダメだ」という論調も強まる可能性があるが、「医療者は母乳のメリットを強調しがちだが、個人的には総合的なバランスだと思っている。エビデンス的には母乳が一番いいが、お母さんのメンタルヘルスを壊してしまうと意味がない。母乳を出したくても出せないお母さんもいる。人工乳をサポートしつつ、やがて母乳に戻り、親も子も健やかに育児をしてほしい」と願う。

 一方で、医療現場では「赤ちゃんの集中治療室(NICU)で働いている時も、国産粉ミルクを安心して使っていた。粉ミルクメーカーもすごく企業努力をしていて、20〜30年前と比べると、かなり栄養素も母乳に近づいている」と太鼓判を押した。

(『ABEMA Prime』より)

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