■トランプ大統領は関与否定も…支持率大幅低下

 トランプ氏は関与を否定し、騒動の火消しを図っているように見えるが、三牧氏はその姿勢が逆効果になっていると見る。

「まだ文書の半分が公開されていない中、トランプ氏自身が犯罪に関わっていたのかも1つの関心事だが、そうでなくても罪がある人物とわかっていて、どういう交友関係を続けていたのか、少なくとも多くの言及があることは事実なので、その詳細が明らかにならないと国民の懸念は消えない。トランプ氏が早期にもう解明されたんだと言えば言うほど、国民の中には、何かトランプ氏にとってまずい交友関係、親しいメール等があるからではないかという疑いが逆に高まる」

 こうした状況は、トランプ氏の支持率の低下にもつながっている。米世論調査会社ギャラップによると、支持率が34%、不支持率が60%だという(2025年12月発表)。この低迷している背景には、岩盤支持層の離反があるという。

「何があってもトランプ氏を支持する岩盤支持層がたくさんいるので、4割を切ることはあまりなかった。最近いろいろな世論調査で3割台に落ち込んでいるのは、そうしたコアな支持者が離れている」

「トランプ氏はワシントンの政界にずっといた人ではなく、ビジネス界で名を上げて外から来た人だから、エプスタイン問題でのエリートの腐敗を正してくれると思っていたのに、文書に関する後ろ向きの姿勢、そして早期に幕引きを図ろうとしているのではないかという言動に幻滅して支持者が離れているのもあると思う」

(『わたしとニュース』より)

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