神奈川県警が非難の対象となった「やらか史」はこれだけではない。2025年5月、取り調べを終えた容疑者が川崎警察署から逃走。原因は見張り役の警察官の居眠りで、川崎警察署署長は「再発防止に努めてまいります」とコメントした。
2025年には既婚者である40代の男性巡査部長と独身の20代女性巡査が当直勤務の深夜の時間帯に、交番の休憩室で複数回性行為を行い、懲戒処分に。2020年1月、男性巡査が交番に届けられた財布の現金を横領。2021年1月、男性巡査が駅構内で女性に体液をかけ逮捕。
2024年4月には男性警部補が指定暴力団幹部の男に個人情報を流出させたとして逮捕。2024年6月には男性巡査長が交通事故に遭い、うその請求をして保険金をだまし取ろうとした疑いで逮捕。2024年11月、男性巡査長がうその委任状をつくり、70代男性の預金口座から700万円を搾取して逮捕。2025年6月、男性巡査部長が110番をうけて訪問した70代女性宅から現金を盗んだとして逮捕と、枚挙にいとまがない。
警察の不祥事をめぐっては、2025年の懲戒処分数は兵庫県警の50人に次いで神奈川県警が34人と多い。警視庁は30人。組織として最も大きいのは警視庁(職員数約4万6000人)だが、その3分の1ほどの規模である神奈川県警(約1万7000人)や兵庫県警(約1万2500人)のほうが懲戒処分人数では上回っている。
「やらかし」では済まされない事態も
